命日

ばーばに会えなくなって、今日で１年が経ってしまった。
この１年、毎日が忙しく、慌ただしく過ぎていきました。
お葬式、四十九日、新盆、お仏壇購入、魂入れ、一周忌...
今まで経験することのなかったことに、戸惑いながらも
なんとかここまでやってこれた・・・といった感じです。

最近、昨年の今頃のことをよく思い出します。
ばーばーが入院してから亡くなるまでのことを
今でも鮮明に覚えています。
つらい思い出だけど、私とばーばの最後の大切な時間でした。
日に日に病状が悪くなるのを見ながら過ごす日々は
ものすごくつらかった。ばーばの顔を見ると泣いてしまいそうになった。
だからなるべく深く考えないようにしていた。病室では気を紛らわすために
お絵かきキングをやったりして。

ばーばと最後に交わした言葉がなんだったのか...
これだけがどうしても思い出せない。
夕方まで確かに意識があって、眠り始めた頃に
私は家に泊まり用の布団を取りに帰り、急いで病室に戻った。
私が病院を出るときより少し脈が落ちていた...
それから、ほんとに少しずつ、少しずつ脈が落ちて
みんなに見守られるなか、眠るようにばーばは逝ってしまった。

私は中学２年の時に父を亡くし、ずっと母(ばーば)と２人だった。
母は厳しかった。怒られ、叩かれ、よくケンカをした。
二十歳頃は、心配させることばかりで、迷惑もいっぱいかけた。
親不孝な娘だった。
私のわがままを叱り、文句をいいながらも
いつも私のやりたいようにやらせてくれた。
私は母みたいにはなれないなー。
だって、母ってスゴイもん! 強いし...大きいし...
私にはとうていかなわないだろうな。

今日は一日メソメソしてばかりだった。
いい夢見て眠りたいなー。
ばーばーが元気だった頃の夢がいいな。